神様図鑑

国津神

久那斗神ってどんな神様?「ここから先へ来るな」の杖から生まれた道と境の神様

伊邪那岐命が黄泉の国から逃げ帰るとき、「ここから先へは来るな」と投げた杖から生まれた久那斗神(岐神)。道の分かれ目や村の境で悪いものを防ぐ神様で、国譲りでは経津主神の道案内もつとめました。古事記の衝立船戸神との関係、道饗祭の祝詞、道祖神とのつながり、息栖神社まで紹介します。
国津神

迦具土神ってどんな神様?生まれてすぐ母を失い、父に斬られた火の神様

伊邪那美命が最後に生んだ火の神様・迦具土神(かぐつちのかみ)。その誕生で母は命を落とし、悲しみに暮れた父・伊邪那岐命に斬られてしまいます。けれどもその血や体からは、剣の神様や山の神様など多くの神々が生まれました。名前の意味、火の起源の神話、愛宕神社・秋葉神社の火伏せの信仰まで紹介します。
その他

寒川比古命・寒川比女命ってどんな神様?記紀に登場しない、関東を拓いた寒川大明神

相模国一之宮・寒川神社の御祭神、寒川比古命と寒川比女命。古事記にも日本書紀にも登場しないこの二柱は、関東を開拓した「寒川大明神」として信仰されてきました。平安時代は「寒川神」、江戸時代は八幡神説が有力だった御祭神が、明治時代に伊勢神宮の末社をもとに今の二柱に定められるまでの、不思議な歴史を紹介します。
その他

菊理媛神ってどんな神様?日本書紀に一度だけ現れ、伊弉諾尊に何かを告げた謎の女神

菊理媛神(くくりひめのかみ)は、日本書紀の一書にただ一度だけ登場する女神です。黄泉の国から逃げ帰った伊弉諾尊と、追ってきた伊弉冉尊が言い争う泉平坂で、菊理媛神は何かを申し上げ、伊弉諾尊はそれをほめました。でも、何を言ったのかは書かれていません。白山比咩神社の御祭神として「白山さん」と親しまれるようになった理由まで紹介します。
国津神

泣沢女神ってどんな神様?伊邪那岐命の涙から生まれ、香具山のふもとの泉に鎮まる女神

泣沢女神(なきさわめのかみ)は、伊邪那美命を失った伊邪那岐命が泣いたとき、その涙から生まれた女神です。奈良の香具山のふもとには、本殿がなく、井戸を御神体とする畝尾都多本神社があり、この女神をお祀りしています。万葉集に詠まれた「泣沢の神社」、葬儀で泣く「泣き女」の習俗、そして涙と泉と命の復活をめぐる説まで紹介します。
国津神

宇迦之御魂神ってどんな神様?お稲荷さんとして親しまれる稲の神様

全国のお稲荷さんでお祀りされている宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)。古事記では須佐之男命の子、日本書紀では伊弉諾尊・伊弉冉尊が飢えたときに生まれた「倉稲魂命」として登場します。「うか」という名前の意味、稲の魂の神様としての姿、伏見稲荷大社と初午、キツネとの関係まで紹介します。
国津神

下照姫命ってどんな神様?天若日子の妻となり、兄の名を歌で明かした美しい女神

大国主命の娘で、高天原から遣わされた天若日子の妻となった下照姫命(したてるひめのみこと)。夫を失ったときの泣き声は天まで届き、兄・阿遅鉏高日子根神の名を歌で明かしました。「下照る」という名前の意味、古事記の夷振の歌、比売許曽神社との関係まで紹介します。
天津神

天之御中主神ってどんな神様?古事記で最初に現れた神と北極星

古事記でいちばん最初に名前が出てくるのに、すぐ姿を隠してしまう神・天之御中主神。名前の意味、記紀やほかの文献での扱い、伊勢神道や平田篤胤による再評価、そして北極星の神「妙見さま」と結びついた歴史まで、史料と伝承を分けて読み解きます。
天津神

造化三神ってどんな神様?高御産巣日神・神産巣日神と「むすひ」の力

天地のはじめに現れた造化三神。天之御中主神と並ぶ高御産巣日神・神産巣日神は、名前に「むすひ(生み出す力)」を持つ神様です。高天原の司令塔と、出雲の神々を支える母のような神様。記紀や風土記、祝詞に残る二柱の姿と、本居宣長・平田篤胤の読み解きまで紹介します。
天津神

天照大御神ってどんな神様?天岩戸と伊勢神宮、日の神の物語

伊勢神宮の内宮にお祀りされる日の神様・天照大御神。名前の意味、須佐之男命との誓約、天岩戸の物語、天孫降臨で授けた鏡の言葉、伊勢に鎮まるまでの旅を、古事記・日本書紀・古語拾遺から紹介します。本居宣長と上田秋成の「日の神論争」や、ゲーム『大神』まで。