神様図鑑

天津神

月読命ってどんな神様?記紀でほとんど語られない月の神の謎

天照大御神・須佐之男命と並ぶ三貴子なのに、古事記ではたった二か所しか名前が出てこない月の神・月読命。名前の意味、日本書紀の「昼と夜が分かれた理由」の話、万葉集の「若返りの水」、伊勢の月読宮や出羽三山の月山神社まで、語られない神様の謎を史料と伝承から読み解きます。
国津神

猿田毘古神ってどんな神様?天孫を導いたみちひらきの神

天孫降臨のとき、天と地の分かれ道で邇邇芸命を待ち、道案内をした猿田毘古神。天と地を照らす光る神、長い鼻と輝く目を持つ衢の神、伊勢の海に沈んだ神。いくつもの顔を持つ「みちひらき」の神様を、古事記・日本書紀の違いや天宇受売命との縁、天狗や道祖神の伝承まで紹介します。
国津神

木花之佐久夜毘売ってどんな神様?富士山の女神と「命の短さ」の神話

富士山の女神として知られる木花之佐久夜毘売。邇邇芸命との出会い、姉・石長比売との対比から語られる「命の短さ」の起源、燃えさかる産屋での出産、そして富士山の神様とされるようになった歴史まで、古事記・日本書紀の違いとともに史料と伝承を分けて紹介します。
その他

日本武尊(倭建命)ってどんな神様?西へ東へ戦い続け、白鳥になって飛び去った悲劇の英雄

日本武尊(やまとたけるのみこと)は、父・景行天皇の命で西の熊曾建、東の荒ぶる神々を平らげた英雄です。女装して敵の宴に入り込み、敵から「タケル」の名を贈られ、草薙剣で燃える野を切り抜け、海に身を投じた妻を想って「吾妻はや」と嘆き、最後は白鳥となって飛び去りました。三峯神社の創祀伝承や、山で道に迷ったときに白い犬に導かれた話まで紹介します。
国津神

事代主神ってどんな神様?国譲りを決めた「言葉の神」とえびす様

国譲りの場面で、父の大国主命に代わって「この国を天つ神の御子に献上しましょう」と答えた事代主神。「神の言葉を伝える神」という名前の意味、船を踏み傾けて青柴垣に隠れた謎の最期、神武天皇の皇后の父、壬申の乱での神がかり、えびす様や飛鳥大神との関係まで紹介します。
国津神

阿遅鉏高日子根神ってどんな神様?古事記で「大御神」と呼ばれた迦毛の大御神

大国主命の子で、下照姫命の兄にあたる阿遅鉏高日子根神(あじすきたかひこねのかみ)。古事記では天照大御神と並ぶ「大御神」の称号で「迦毛大御神」と呼ばれます。天若日子とそっくりで死者と間違われ、怒って喪屋を蹴飛ばした話、出雲国風土記の「大人になっても泣き続けた子」の話、奈良の高鴨神社まで紹介します。
国津神

大年神ってどんな神様?お正月の年神様にもつながる、稲の実りの神様

須佐之男命の子で、宇迦之御魂神の兄にあたる大年神(おおとしのかみ)。名前の「年」は稲の実りを表すといわれ、子孫には竈の神様や、比叡山・松尾の神様など、たくさんの神々がいます。古事記の大年神の系譜の不思議、お正月に家々を訪れる年神様とのつながりまで紹介します。
国津神

保食神と大宜都比売神とは?殺された体から五穀が生まれた食べ物の神様

口や鼻から食べ物を出してもてなし、それを汚いと思われて殺されてしまった食べ物の女神。その体からは蚕や稲、粟、麦、豆が生まれ、人々の食べ物の始まりになりました。古事記の大宜都比売神と須佐之男命、日本書紀の保食神と月読命、昼と夜が分かれた理由、世界に広がる「ハイヌウェレ型神話」まで紹介します。
その他

大口真神ってどんな神様?狼が神様になった「お犬様」と、ニホンオオカミの信仰

大口真神(おおくちのまかみ)は、狼が神様としてお祀りされたもので、「お犬様」「おいぬ様」と親しまれています。万葉集に詠まれた「大口の真神の原」、明日香の老いた狼の伝承、日本武尊を道案内した狼の伝説、三峯神社の「御眷属拝借」、そして明治に姿を消したニホンオオカミまで、狼と日本人の長いつきあいを紹介します。
天津神

伊邪那岐命ってどんな神様?国生み・黄泉の国・禊の物語

日本の島々と多くの神々を生み、黄泉の国から戻って禊を行い、天照大御神たち三貴子を生んだ伊邪那岐命。名前の意味、古事記と日本書紀で大きく違う物語、祓詞に残る禊の場面、多賀大社・伊弉諾神宮などゆかりの神社まで、史料と伝承を分けて紹介します。