まこも

国津神

保食神と大宜都比売神とは?殺された体から五穀が生まれた食べ物の神様

口や鼻から食べ物を出してもてなし、それを汚いと思われて殺されてしまった食べ物の女神。その体からは蚕や稲、粟、麦、豆が生まれ、人々の食べ物の始まりになりました。古事記の大宜都比売神と須佐之男命、日本書紀の保食神と月読命、昼と夜が分かれた理由、世界に広がる「ハイヌウェレ型神話」まで紹介します。
その他

大口真神ってどんな神様?狼が神様になった「お犬様」と、ニホンオオカミの信仰

大口真神(おおくちのまかみ)は、狼が神様としてお祀りされたもので、「お犬様」「おいぬ様」と親しまれています。万葉集に詠まれた「大口の真神の原」、明日香の老いた狼の伝承、日本武尊を道案内した狼の伝説、三峯神社の「御眷属拝借」、そして明治に姿を消したニホンオオカミまで、狼と日本人の長いつきあいを紹介します。
天津神

伊邪那美命ってどんな神様?国生みの母神と黄泉津大神

日本の島々と多くの神々を生んだ母神・伊邪那美命。火の神を生んで亡くなり、黄泉の国の大神となった女神様です。名前の意味、古事記と日本書紀で違う最期と葬られた場所、花の窟神社・比婆山・熊野那智大社などゆかりの地、菊理媛神の謎まで、史料と伝承を分けて紹介します。
天津神

伊邪那岐命ってどんな神様?国生み・黄泉の国・禊の物語

日本の島々と多くの神々を生み、黄泉の国から戻って禊を行い、天照大御神たち三貴子を生んだ伊邪那岐命。名前の意味、古事記と日本書紀で大きく違う物語、祓詞に残る禊の場面、多賀大社・伊弉諾神宮などゆかりの神社まで、史料と伝承を分けて紹介します。
古神道入門

追儺(鬼やらい)と節分とは?黄金四つ目の方相氏から「鬼は外、福は内」の豆まきまで

節分の豆まきのルーツは、宮中で大晦日に行われた「追儺(ついな)」という儀式でした。黄金の四つの目を持つ仮面をつけた「方相氏(ほうそうし)」が、目に見えない疫鬼を追い払う。ところが平安時代の終わりごろ、その方相氏のほうが鬼として追われるようになります。慶雲3年(706年)の記録から、室町時代の「鬼は外、福は内」、寒川神社の浄闇の追儺祭まで、鬼やらいの歴史をたどります。
伝承と昔話

浜降祭とは?夜明けの茅ヶ崎の海に神輿が入る「みそぎ」の祭りと、川で消えた御神体の伝説

毎年7月の海の日、夜明けの茅ヶ崎の海に約40基の神輿が集まり、「どっこい、どっこい」の掛け声とともに海へ入っていく浜降祭(はまおりさい)。その起源には、川で行方不明になった寒川神社の御神体を、漁師の孫七さんが見つけたという伝承と、鶴嶺八幡宮の古いみそぎの神事という、二つの流れがあります。神輿が海に入る意味や、よく似た江の島の天王祭まで紹介します。
伝承と昔話

国府祭と座問答とは?相模国の六社が集まり、千年「いずれ明年まで」を続けるお祭り

毎年5月5日、神奈川県大磯町に相模国の一之宮から四之宮、平塚八幡宮、そして総社・六所神社が集まる「国府祭(こうのまち)」。寒川神社と川勾神社が虎の皮を敷き合って一之宮の座を争い、三之宮の宮司が「いずれ明年まで」と仲裁する「座問答」は、千年以上決着がついていません。国司と総社の関係、鷺の舞、空高く放り上げられる粽まで紹介します。
古神道入門

八方除と方位の信仰とは?鬼門・裏鬼門・方違え・恵方をやさしく解説

「鬼門」「裏鬼門」「方違え」「恵方」。今も暮らしの中に残る方角の信仰は、どこから来たのでしょうか。京都御所の角が欠けている「猿ヶ辻」、江戸城の鬼門を守った寛永寺、光源氏が方違えで出かけた先での出会い、そして「全国唯一の八方除の守護神」寒川神社まで、方位をめぐる不思議な信仰を紹介します。
伝承と昔話

狼信仰とは?秩父・奥多摩の「お犬様」と、姿を消したニホンオオカミの物語

秩父や奥多摩の山々には、狼を「お犬様」として敬う神社がいくつもあります。三峯神社、武蔵御嶽神社、寳登山神社。どれも日本武尊を狼(山犬)が助けたという伝承を持ち、お犬様のお札を1年間お借りする「御眷属拝借」が今も続いています。お犬様にご飯を炊いて供える神事、享保のころの日光法印と狼の話、そして明治に姿を消したニホンオオカミまで、狼と人のつきあいをたどります。
伝承と昔話

お稲荷さんとキツネ・初午とは?稲荷神社の不思議をやさしく解説

全国に約3万社あるといわれるお稲荷さん。どうしてキツネがいるの?なぜ朱色なの?鳥居がたくさんあるのはなぜ?伏見稲荷大社の公式の説明をもとに、キツネが「神様のお使い」である理由、2月の初午と福参り、大晦日の夜に王子に集まるキツネの狐火の伝説まで紹介します。