青麻神社ってどんな神社?日・月・星の「三光」をお祀りする、仙台・岩切の中風除けの神社

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この記事で分かること
青麻神社(あおそじんじゃ)は、宮城県仙台市宮城野区岩切の山あいにある神社です。

日・月・星の「三光」の神様をお祀りし、中風除けの神様として知られています。
社名の由来になった「麻」、義経の家来・常陸坊海尊の伝説、そして大阪の三光神社とのつながりまで、史料と伝承に分けてお話しします。

青麻神社を一言でいうと

日・月・星の三つの光を岩屋にお祀りしたことに始まる、全国の青麻神社・三光神社のふるさとです。

社名の「青麻」は、この地に麻が植えられたことに由来すると伝えられています。
暮らしを支える植物と、空の光の神様。
その二つが一つになった、ちょっとめずらしい神社なんです。

基本情報

項目内容
名前青麻神社(あおそじんじゃ)。旧称は青麻岩戸三光宮
所在地宮城県仙台市宮城野区岩切字青麻沢32
御祭神天照大神・天之御中主神・月読神
創建仁寿2年(852年)と伝えられる
例祭5月1日〜3日
知られる信仰中風除け、眼病平癒、海陸交通安全

※ 所在地・御祭神・由緒・例祭は、2026年10月1日にコトバンク(日本歴史地名大系)と電話帳サイトの情報で確認しました。

御祭神【史料】

日・月・星の三光

日本歴史地名大系によると、青麻神社の御祭神は、天照大神・天之御中主神・月読神です。

日・月・星の三つの光、「三光」ですね。
天之御中主神と北極星のつながりについては、天之御中主神の記事で紹介しています。

由緒と歴史の変遷

穂積保昌と麻【伝承】

日本歴史地名大系によると、社伝では、仁寿2年(852年)、都の人・穂積保昌(ほづみやすまさ)がこの地に来て、人々に麻を植えることを教えました。
そして、日・月・星の三光の神を岩室(いわむろ)の中にお祀りし、「青麻岩戸三光宮」と呼んだといいます。

「青麻」という地名・社名は、麻が植えられていたことに由来すると伝えられています。

麻は、布や縄をつくる大切な植物で、神事にも欠かせないものでした。
暮らしを豊かにする技術と、神様をお祀りすることが、一緒にこの地に伝えられたんですね。

火災で失われた記録

同じく日本歴史地名大系によると、元禄11年(1698年)の火災で、神社の記録が焼けてしまいました。
そのため、古い時代のくわしい歴史は、社伝や言い伝えによるところが大きいのです。

全国の青麻神社・三光神社の本社

青麻神社は、全国の青麻神社・三光神社の本社とされています。
大阪・玉造の三光神社も、青麻神社(三光宮)から神様を分けていただいたことが名前の由来だと伝えられています。

境内の見どころ

岩屋(岩室)

社伝で、三光の神様がお祀りされたと伝わる岩屋です。
岩の中に神様をお祀りする姿は、山や岩そのものを神聖な場所とする古い信仰を思わせます。
神体山と磐座の信仰については、神体山と磐座の記事で紹介しています。

※ 境内のくわしい様子は、公式の情報で確認できなかったため、お出かけの際に現地の案内で確かめてくださいね。

神事・例祭の意味

例祭(5月1日〜3日)

日本歴史地名大系によると、例祭は5月1日から3日にかけて行われます。

中風除けの信仰

青麻神社は、中風(脳卒中などによる手足のまひ)を除く神様として、昔から信仰を集めてきました。
眼病の平癒や、海や陸の交通安全を願って参拝する人もいます。

古神道的な視点での読み解き

三光と古い星の信仰

日本神話には、星の神様がほとんど登場しません。
そんな中で、青麻神社は「星」を日や月と並べてお祀りしてきました。

天之御中主神を北極星と重ねる信仰は、仏教の妙見信仰などとも結びつきながら、中世以降に広がっていったと考えられています。
日本神話でめずらしい星の神様については、天津甕星の記事でも紹介しています。

まこも考察

ここからはまこもの考察です。

青麻神社を調べていて、僕がいちばん心をひかれたのは、「麻を植えることを教えた人が、神様もお祀りした」という社伝です。

新しい土地で、人々に暮らしの技術を伝える。
そしてその土地に、空の光の神様をお祀りする。
穂積保昌は、目に見える暮らしの豊かさと、目に見えない心のよりどころの両方を、この谷に残していったのだと思います。

麻の糸を一本一本つむいで布にするように、暮らしと祈りを少しずつ編んでいく。
千年以上前の岩切の人々の姿が、目にうかぶような気がします。

ちなみに僕は、ボタン付けすら苦手なので、糸をつむぐ技術を教えられる人を本当に尊敬します。

伝承・関連する話

【伝承】常陸坊海尊

青麻神社には、源義経の家来・常陸坊海尊にまつわる長寿伝説が伝わっています(コトバンク)。
衣川の戦いを生き延び、何百年も生きたという海尊の話は、東日本の各地に広がっていて、中でも青麻神社に伝わる話は有名だそうです。

くわしくは常陸坊海尊の記事で紹介しています。

青麻神社が登場する作品

公式の情報で確認できた作品がなかったため、ここでは紹介を控えます。

参拝の作法・アクセス・御朱印

※ 以下の情報は、2026年10月1日に確認したものです。お出かけの前に最新の情報を確認してください。

参拝の作法

一般的な神社と同じく、「二拝二拍手一拝」でお参りします。

アクセス

仙台市宮城野区岩切の北のはずれ、利府町・富谷市との境に近い山あいにあります(日本歴史地名大系)。
公共交通でのくわしい行き方は、公式の情報で確認できなかったので、お出かけの前に確かめてください。

青麻神社の地図(Googleマップ)

お問い合わせ

  • 青麻神社:022-255-6670

まとめ

  • 青麻神社は、仙台市宮城野区岩切にある神社で、天照大神・天之御中主神・月読神の「三光(日・月・星)」をお祀りしています。
  • 仁寿2年(852年)、都の人・穂積保昌が麻の栽培を教え、三光の神を岩室にお祀りしたのが始まりと伝えられます。
  • 中風除けの神様として知られ、常陸坊海尊の長寿伝説とも結びついています。
  • 全国の青麻神社・三光神社の本社とされ、大阪の三光神社の名前の由来にもなっています。

麻とともに伝えられた、日・月・星の光の信仰。
青麻神社は、暮らしと祈りを編み上げてきた、東北の山あいの神社です。

よくある質問(FAQ)

Q. 「青麻」はなんと読みますか?
A. 「あおそ」と読みます。

Q. 大阪の三光神社とはどんな関係ですか?
A. 大阪の三光神社は、青麻神社(三光宮)から神様を分けていただいたことが名前の由来だと伝えられています。

Q. どんなご利益を願う人が多いですか?
A. 中風除け、眼病の平癒、交通安全などを願って参拝する人が多いです。

この記事は、古事記・日本書紀などの原典や、ネット上の資料を参考にまとめ、まこもが考察を加えたものです。考察の部分は「まこも考察」として書き分けています。

出典・参考文献

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